拍手対談@
〜丸井ブン太と切原赤也の場合〜
「拍手のお礼?」
「そうそう、それをここでするってゆう話だ」
「けど、丸井先輩〜
そもそも拍手って何すか?」
「あー、拍手ってのは……」
ピロリロリン♪
「……あ、柳からメールだ」
「柳先輩から?」
“ブン太に赤也、拍手について説明しよう。
拍手とは、通りすがった心優しい方々の気遣いだ”
「ふーん……なんか微妙に解んねぇけど、そんな感じらしいぜぃ」
「いや、そもそも柳先輩、なんでこんなタイミングでメールするんすか?
どっかで見張ってるんじゃ……」
“安心しろ、赤也。
別に俺は見張ってなどいない”
「いや、ぜってー見張ってるし!」
「赤也、落ち着けって。
とにかく、俺たちがお礼すればいいんだろぃ?」
「そういうことになるんすかねぇ……」
「まあ、とにかく、拍手ありがとな!」
「お礼に後でなんか奢ってやるからさ!
……赤也が」
「って、俺すか!?
そんなんジャッカル先輩の役目っすよ」
「それもそうだな、
じゃあ後でジャッカルが奢ってくれるから」
「また来てくれよな!」
――ジャッカル、危うし。