拍手対談B
〜不二周助と不二裕太の場合〜
「やあ、裕太。遅れてごめんね」
「全くだ、完全に遅刻だぞ兄貴!」
「フフ、ごめんごめん。
そこでケーキ買ってきたから、これで許してくれる?」
「うっ……ま、まあ、しょうがねぇな…」
「で、なんの相談だっけか」
「なんでも、拍手のお礼をするっていう話だよ」
「拍手のお礼?けど、一体どうやって…」
「うん、問題はそこだよね」
「あ、あれじゃねーか?
姉貴にタダで占ってもらうとか…」
「悪くないと思うけど、もう少しひねりが欲しいね」
「ひねり? うーん……」
「例えば、僕のサボテンコレクションの中から一つプレゼントとか」
「誰もいらねーだろ!!」
「いいと思ったんだけどなぁ……」
「(ホントに本気だったのか?ありえねーだろ!)」
「裕太? どうかした?」
「い、いや、なんでもねーよ!」
「と、とにかくアレだ、アレ、あの……そう、拍手!
拍手ありがとな!!」
「フフ……君たちからの拍手は、毎回きちんと受け取っているからね」
「もし良かったら、また来てくれよな」
「そのときまでに、いいお礼を考えておくね」
「またな!!」
なんだかんだで仲のいい不二兄弟……だといいなぁ(*^_^*)