もう、どうしようもないくらい
あなたが好きだよ――……
「銀ちゃん……」
「ん? どした」
あなたはいつも何処を見ているの?
何を見ているの?
「私は……」
私はね、あなたのことしか見てないんだよ。
気づいてた?
私は、あなたが好き……
どうしようもないくらい、あなたが大好きなんだよ……。
「銀ちゃん、私……」
「なんだよ、落ち着いて言ってみろって」
「うん……」
言葉にしたら、あなたはなんて言うだろう。
驚く? 拒絶する?
そんなことを考え始めたらキリがない。
何も言えなくなってしまう……。
「銀ちゃ……」
「お、おい大丈夫か、」
「だいじょ、ぶ」
大丈夫じゃない……
大丈夫なんかじゃない……
「私は……」
あなたのことが好きで好きで、
狂ってしまいそうだよ………
「……私の想ってること、歌にしたの。だから、」
だから、聴いてください。
君のこと想う私は ちっぽけな花
君の目に映ることは ないかもしれないけど
それでもいい 私の目には こうして君が映っているから
今 君は何を思っているのだろう
きっと私には 関係ないことかな
私に言っても 分からないことなのかな
もしそうだったとしても それでもいい
何かあったら 私に言って
きっと力になるから
長い戦いで傷ついた君
もう 苦しまないで
今までたくさん苦しんだ分
これからは幸せになってね
どうか君が 大切な人と 幸せに生きてゆけますように
「……」
「銀ちゃん、好きだよ……
あなたのことが、好き……」
あなたのことが、本当に大切なの。
だから、お願い。幸せになって。
もう傷つかないで……
「、俺は……」
俺は、お前がいないとダメなんだ。
「えっ……」
どういうこと……?
「俺も、お前のことが好きだから……」
俺と、俺の大切な奴の幸せを願うなら
俺と一緒に生きてくれ
「頼む、……」
わたし……?
「私で、いいの……? ホントに……?」
「ああ」
銀ちゃん……
「銀ちゃん、大好き……」
「俺も好きだ」
あなたが私を見ていてくれたなんて、
全然知らなかったよ。
すごく嬉しい……。
君のこと想う私は ちっぽけな花
君の目に映ることは ないと思ってた
でも違った 君は私を 見てくれてたんだね
今 君は何を思っているのだろう
私にも関係あることかな
私でも理解できることかな
なんでもいいから
何かあったら 私に言って
きっと力になるから
長い戦いで傷ついたのは 私も同じだった
もう苦しむのは おしまいにしよう
今までたくさん苦しんだ分
これからは幸せになろう
君が私を選んでくれたことが いちばんの幸せ
この幸せが、どうか果てることのないように――……
これからも、一緒に歩いていこう。
(この手をつないで、どこまでも)
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銀さんの短編、修正しました。
昔は何かと長い文章を書きたがったのですが、
昔書いたにしては短くて珍しいなと思いました。
今は「君と一緒に。」ヒロインがメインなので、
「銀ちゃん」呼びヒロインは当サイトでは
貴重かなと思います。