拾弐話:原作沿いって、何処まで忠実にやればいいんですか?
ドカ!
「命張って爆弾処理してやったってのによォ、
三日間もとり調べなんざしやがって腐れポリ公」
「もういじゃないですか、テロリストの嫌疑も晴れたことですし」
えーっと…あっ、銀さんたち発見!!
「銀さーん!!」
「ん?…おっ、か!」
「ごめん、とり調べ長引いちゃって…
ちゃんと係の警察官には事情話しといたんだけど……」
「のせいじゃねェよ、気にすんな」
「うん…」
融通きかねぇ警察め…!!(あ、私も警察の人間だった)
「まぁー、しかしどーもスッキリしねェ、ションベンかけていこう」
「よっしゃ、私ゲロ吐いちゃるよ」
「器の小さいテロすんじゃねェェ!!」
おう、相変わらず冴えてるツッコミで。(再確認
私もツッコミ上手になりたいなァ…。(何
「アンタらにかまってたら何回捕まってもキリないよ、僕、先に帰ります。
ちゃんと真っすぐ家帰れよ、バカコンビ!!」
「オイオイ、ツッコミいなかったらこの漫画、成立しねぇぞ。
…しゃーねぇな、今回は俺がツッコミで……」
「銀さん!私がツッコミやってあげよっか!!」
「マジでか?!じゃあ頼「オェ!」
「おまっ…どこにゲロ吐いて…
くさっ!!」
あらら…。
神楽ちゃんに少し呆れていると、うるさいくらいの笛の音がした。
「笛?」
「ん?」
すると、何処からかオッサンが飛び降りてきて転んだ。
誰だ、アンタ。(意外に冷静
え?に内容聞いたんじゃないのかって?
知らないよ、重要なとこしかハッキリ覚えなかったから!(え
「いだだだだだだ!!それに、くさっ!!」
「オイ、そいつを止めてくれ!!脱獄犯だ、くさっ!!」
「はィ?」
「脱獄??」
「ちっ…!」
脱獄犯だと言われたオジサンは、神楽ちゃんを人質にとった。
…可愛い神楽ちゃんになんてことを!!(おい
「来るんじゃねェ!!このチャイナ娘がどーなってもいいのか」
「貴様!!」
「神楽ちゃんを離せ、ジジィ!!」
「オイ、そこの白髪。免許もってるか?」
私の存在、アウト・オブ・眼中?!
「普通免許はもってっけど」
そして今。
なぜか銀さんは車を運転していて、後ろには神楽ちゃんを
人質にしたオジサン、助手席には私が乗っている。
「なんでこ〜なるの?」
「銀さん、車も運転出来たんだ!」
「ちゃん?普通免許ってね、持ってれば車と原チャリ運転出来んだよ?」
「そうなんだァ!すごーいっ!!vV」
「マジでか。銀さん照れちゃうよ」
いいよな、車の免許!私も欲しいぞ!!(そこかよ
「ねぇ、今度ドライブしてみたいな!!」
「じゃあ銀さんに任せなサイ。
のためならレンタカー借りてきてやるから!」
「レンタカー?まぁ、いいけど」
カッコいいの借りてきてね、絶対。(脅し
「ってか、2人の世界に入らないでくれます?」
「あー、アンタいたんだっけなオッサン」
「忘れてました、すみませんオジサン」
「アンタ、警察のお仲間じゃないのか?!
なんで当たり前のように乗ってんだよォォォ!!」
「いや、そこは気にしないでください」
「そうだぞ、オッサン。は俺の大事なお嫁さん(未来的に)
なんだから一緒に行くんだ!!」
あれ?奥さんじゃなかった?
いや、どっちにしろ結婚しないけどさ…。
「L・O・V・E、お・つ・う!!L・O・V・E…」
脱獄犯のおじさんは、寺門通ちゃんのファンだった…のだ。
今日はお通ちゃんの初ライブだとか。(もちろん、談)
え?なんで、そこだけ覚えてるのかって?
知らないよ、黙れ。(黒)
「…やってらんねェ、帰るぞ、神楽」
「え〜、もうちょっと見たいんきんたむし」
「なんだか楽しそうだしねこの耳、可愛い」
「影響されてんじゃねェェェ!!」
ちょっと挑戦してみたんだけど、なんかイマイチだな私。
「ほとんど宗教じみてやがるな。なんか空気があつくてくさい気がする」
「仕方ないよ、声優さんのイベントもこんな感じだからね?」(いきなり何
「声優さん…って、アレか。アニメに声あてる」
「そうそう。流石にくさくはないけど、あついな」
そして、黄色い声援が…(汗)
「もっと大きい声で!!」
「!」
「どしたの…
…あ」
「オイ、そこ何ボケッとしてんだ、声張れェェ!!」
「すみません隊長ォォ!!」
「オイ、いつから隊長になったんだオメーは」
「僕は生まれた時からお通ちゃんの親衛隊長だァァ!!
って…ギャアアアア銀さんにさん?!
なんで、こんな所に?!」
「こっちがききたいわ」
私は聞かなくてもいいかな…わかるし。(おい
「てめー、こんな軟弱なもんに傾倒してやがったとは
てめーの姉ちゃんに何て謝ればいいんだ」
「僕が何しようと勝手だろ!!ガキじゃねーんだよ!!」
「そうだよ銀さん、オタクやマニアなんかその辺にたくさんいるよ」
「って、アンタもさり気に何言ってんですかァァァ!!」
私は決してオタクじゃない!…きっと!!(切実)
どっちかって言うと腐女子っぽい人!!
「ちょっと、そこのアナタ」
「?」
「ライブ中にフラフラ歩かないで下さい。
他のお客様の御迷惑になります」
「スンマセン、マネージャーさん。僕が締め出しとくんで」
「それに、私が連れて帰りますんで穏便にして頂けますか?」
「ああ、親衛隊と…警察の方?お願いするわ」
怖そうなオバサンだ…!(震)
「今日はあの娘(こ)の初ライブなんだから、必ず成功させなくては…」
「L・O・V・E、お・つ・う!!L・O・V・E、お・つ・う!!」
「……!!
アナタ…?」
「?」
「「……」」
「――そうか、おめぇがお通のマネージャーやってたなんてな。
親子二人でここまでのし上がったってわけか、たいしたもんだ」
「アナタに言われても何も嬉しくないわ。今さら、よく平然と顔出せたものね」
「なんだかシリアスだ…」
「、覗き見なんて母さん許しませんよ!」
「誰が母さんなんだ、誰が」
「…俺?」
「あ、『未来の夫』じゃなかったのか」
いや、別にいいよ。しつこいようだけど。
「待ってちゃん!ホント、さっきのは冗談ですから。
俺、ちゃんの夫の方が第一志望だからねコレ」
「第一志望?」
高校じゃあるまいし。(厳
「あの娘(こ)に嫌なこと思い出させないでちょうだい。父親が人殺しなんて」
「……」
「ったく」
「あ、銀さんっ」
「?」
「ガム食べる?」
「んなガキみてーなもん食えるか」
「人生を楽しく生きるコツは童心を忘れねーことだよ」
確かにな。(大いに賛成
「まァ娘の晴れ舞台見るために脱獄なんざ、
ガキみてーなバカじゃないとできねーか?」
「……そんなんじゃねェ、バカヤロー。昔、約束しちまったんだよ」
なんかシリアスな場面なので、どっか行ってようかな。(コラ
神楽ちゃんのとこ(ライブやってるとこ)に戻ろう。
「お通ちゃ〜ん」
「うわっ、なんだコイツ!!」
「食恋族だ!!」
「やばい、神楽ちゃん!銀さんのとこに行こう!!」
「わかったヨ、早く行くネ!!」
原作に忠実な私!(自画自賛
「……帰るわ。バラ買ってくんのも忘れちまったし…。
迷惑かけたな」
「銀ちゃーん!!」
「銀さんっ!!」
「どした?」
「会場が大変アル、お客さんの一人が暴れ出してポドン発射」
「お客さんの一人が暴れ出してキモチワリィ」
「普通にしゃべれ、訳わかんねーよ!も、ソレただの感想だろ?」
銀さんは私と神楽ちゃんの顔をガッ!とつかんだ。
「いや、あの会場にですね、天人がいたらしくて」
「これがまた厄介なことに食恋族とかなんとかで…」
「興奮すると好きな相手を捕食するという変態天人なんです」
「やっぱキモチワリィ!!」
「お通ちゃ〜ん、僕と一つになろう、胃袋で」
「隊長ォォォ!!会員ナンバー49が暴走しました!!」
「アレも会員だったのか…マスコット人形かと思ってた。
イカン、お通ちゃんが!!」
「早く逃げるわよ、お通!!」
「いや…腰がぬけちゃて…どーしよ」
「お通ちゃ〜ん!!」
「!!」
ドンッ
「だっ…誰だアレェェェ?!」
「お通ぅぅぅ!!早く逃げろォォ!!」
「!!」
「いけェェ、僕らもお通ちゃんを護れェ!!」
タッタッタッタッタ…
あああ、なんか新八くんの声がする!私もバトりたい!!(おい
「しっかり…しっかりして下さい!!」
「あ…気がついた」
「無茶するねェ、アンタ。こんなバカな真似して…何者だい?」
「…ただのファンさ、あんたの」
ドドン
「「「!!」」」
変態天人は、銀さん・神楽ちゃんと私により退治されました!(ご報告
「おっさん」
「……」
「そんなもんしか見つからなかった。
百万本には及ばねーが後は愛情でごまかして」
「(バカやろう…)」
銀さん、カッコいいことしてくれちゃって…。
「あの」
「?」
「……今度はちゃんと、バラ持ってきてよね。
私はそれまで舞台(ここ)でずっと待ってるからさ、お父ちゃん!」
バタン
「よォ、涙のお別れはすんだか?」
「バカヤロー、お別れなんかじゃねェ。
また必ず会いにくるさ…今度は胸張ってな」
「よかったね、あのオジサン」
「ああ、そうだな」
「銀さんってさ、なんだかんだ言って優しいよな」
「そうか〜?」
「そうそう。私ももっと優しいコになりた〜い」
いつか、めちゃくちゃ可愛くなってみんな(って誰?)を
ギャフンと言わせるのが私の(新たな)夢なのだ!!
「は充分、優しいだろーが」
「そうかな?」
「そうそう」
さっきの私と同じように返された。
「ありがと、銀さん…」
「どういたしまして」
「そういえば銀さん、手ェ大きいよね!やっぱ男の人だね」
「え、何?もしかしてちゃん、
『銀さんもやっぱり男の人なのね…きゃっ、なんだか
、ドキドキしてきちゃったー!!///』
みたいな感じになっちゃたりした?!」
「なってねーよ」(即答
なんで、そうなる。
…あ、いつかの総悟くんとおんなじセリフ。(覚えてた人にはすごいで賞を贈呈)
「ー、今のはヒドイぞ〜。流石の銀さん(?)も傷ついちゃうよ…」
銀さんは『しゅん…』ってなっちゃった。
しょうがないから、
『銀さんが真面目に働いてくれたら、結婚も考えてみるよ』
って言っておいた。
でも『が結婚してくんなきゃ俺、仕事とかしないからマジで』
って言われた。ワガママめ!私の要求、意味ないじゃん!!
ってか、結婚って本気なのかな?うーん…。
♪♪♪ あとがき ♪♪♪
銀さんは本気だと思います!!(なぜか熱弁
本気なんだけど、あーゆー人なので冗談に聞こえちゃうとか。
きっとそんな感じなのではないでしょうか!?(知るか
原作沿いってさ、別にめちゃくちゃ忠実にやらなくても…
いいですよ、ね…?
ってか無理だと思うのですが…(文才が無いからだよ
そのうち原作でのストーリーを飛ばすかもしれませんが、
ご了承くださせェ…!