拾参話:おい、原作沿いのクセして2巻を進める気ないよな?
「今日は、また非番だから街探険してんだよ。
なんか文句あんのか、コラ」
こんちは、でっす。
ちょっとムカついたんで、タイトルに反抗してみました。(おい
「ってか、まだ出会ってない人とかいるからさ〜」
会ってみたいと思うワケよ。
「ここか…」
ってなワケでだ、スナック『すまいる』に来てみた。
お妙さんに会ってみたいんだよねー!!
あの強いところは憧れるべきだよな。
「うーん…」
お店を覗いてみたけど、よくわかんねぇや。
誰か入り口で待機してたりしねぇのかよ。あぁ?
「こらこらー、子供がこんな所のぞいてちゃダメですよー」
「うるせぇな、やんのか?!」(もはや不良
確かに子供だけどよぉ。
「って…銀さんっ!!」
「よぉ、〜」
お前かよ!
っとツッコミを入れたくなった、私は。(何
「こんな所で何してんの?」
「未来の奥さんを口説きにきた」
銀さんは「キラン」とかいう効果音がつきそうな顔でキメた。
つもりらしいけど、微妙だった。(厳
「……」
「えっ、何?ここって沈黙するところ?
違くね?ここ笑うとこじゃね?」
「…はぁー」
銀さん、アンタいつも楽しそうでいいですねぇ〜。
私なんか、この間ねぇガラにもなくシリアスやっちまったよ。
「」
「ん?」
「散歩に行くか」
「まぁ…ヒマだからいいか」
どうせ、街の中はよく分からないし!(そこかよ
「銀さーん!ここっ!ここで食べようぜー!!」
「ハイハイ、わかったから悪ガキみたいな話し方やめない?
せっかくの美人が台無しだから、コレ」
「なんか、よく聞こえねぇけど早くこっち来いよ。
遅せぇんだよ」(睨
「…スミマセンデシタ」
さっき、お団子屋さんでお団子を買った。
もちろん、銀さんは金欠だから私の金だ。
(男として、そして大人としてどうよアンタ)
で、そこのお店で食べるのもいいかなって思ったけど
外で食べることにした。ここは、おなじみの(?)川原。
「はぁ〜、ちょっと銀さん疲れちゃったから寝るわ」
「え…」
じゃあ、銀さん…
「おごってあげた団子はいらないね」
「いや、いるから」
団子だけはしっかり食うんだ…
ちゃっかりだな、オイ。
「おお、おいし〜vV」
「だろ、クチャクチャ
ここの団子はよぉ、クチャクチャ
うめぇんだよ、クチャクチャ」
「食べるか喋るか、一方に決めろよ。
キモいから『クチャクチャ』すんな」
「ひどっ…いくら未来の奥さんと言えど、
この間から言いすぎだぞ!」
「ってか未来の奥さんじゃねぇんだよ」
何回言ったらわかるんだよ。
「…もういい、銀さんは寝る」
「ふて寝かよ?!
アンタ、いい年した大人がちょっと…」
わ、もうイビキかいてるし…。
「あ、」
なんか…
「銀さんって…
キレイ。ってか見た目もカッコいいんだね」
あんま凝視したことなかったからわかんなかったよ!(嘘?
「冗談かもしんねぇけど…
こんなカッコいい人の奥さんになれたら自慢できるのかなぁ。
でもなぁ、この人って真面目に働く気ねぇからな」
貧乏生活はお断りだ。せめて普通の生活希望。(何
「ホントに…カッコイイなぁ。
寝顔っていいな…あ、ケータイで写メるか?」
それいい!あとでに自慢できる!!(おい
「ケータイ、ケータイ…」
あ、あった!
……。
パシャッ
「撮れた!!」
「よし、じゃあソレを待ち受けに設定シナサイ」
「あ、待ち受けね…それも捨てがたいけどさ、
それやると何だか付き合ってるみたいじゃね?」
確かにオリジナルで作成した待ち受けっぽくていいかもだけど…
「って、オイ」
「んー?」
「アンタ、起きてんじゃねぇか」
「安心しろ、ちゃんとお前のプロポーズは聴いてたからな!!」
「誰がそんな心配したってんだよォォォ!!!」(怒)
ってかプロポーズなんてしてねェェェ!!
「ホントにひどいぞ、〜。
将来一緒に暮らすんだからもっと大切にしろ、
俺のことを!」
「だから結婚とかしつこいから。しないから」
「いいじゃーん、
銀さんと結婚してくれたらパフェ付けるよ!!」
「テメェの言う『結婚』って
テレフォンショッピングと同レベルなのかよォォォ!!!」
今なら、さらに!これをお付けします!!
とか、みたいじゃねぇかコノヤロー。
「ったく…なんか、あんましつこいと
ストーカー(近藤さん)みたいだよ、銀さん」
「ひどっ…!俺、いくらなんでもストーカーはしてないよ?!
もししてたら毎回、話に出てくるはずじゃん!
でも出てないじゃん!!」
「確かにそうだけど…」
大して変わんねぇよ。
「ひどい…ひどいよちゃん!
銀さんは哀しいよ!!」
「何キャラだよ」
「あぁ…そんな冷たいツッコミばっかりするようになっちゃって……」
「私の話をスルーすんの、やめてよ」
なんか、だんだん疲れてきたぞ…。
「もう帰ろっかな…」
「え、ウソ?マジで?マジで帰っちゃうの?」
「だって銀さんといると疲れるし…」
「さん、それ面と向かって言われると
けっこうショックだって分かる?ってか分かってないよね?」
帰って寝ようかな。
「…
なんか銀さん傷ついたけど、とりあえずコレ」
「?何…?」
封筒を差し出されました。
何か変なもの入ってないでしょうねぇ?(睨
!
「これ…」
「あー、いくらなんでも女に金払ってもらうのはなァ、
とか思ってな〜。それ、返す」
「……」
封筒の中にはお金が入っていた。
どうやら、代わりに払ってあげた家賃を返してきたらしい。
「銀さん…
まさか強盗とかしてないだろうな?」
ズルッ
銀さんがこけた。
「んなワケねぇだろーが!!
ちゃんと稼いだ金だ、ちゃんと!!!」
「そーなの?!」
真面目に働いたんか…
何、もしかして明日は大雪じゃないの?
「久々に真面目に働いちゃったじゃねーか」
「いいことじゃん、なんでグチんだよ」
「なんとなくですよ、コノヤロー」
「そうですか、コノヤロー」
よく分からない人だよね、この人も。
「ー」
「ん?」
「悩みとかあったら銀さん聞いてあげるから…
いつでも万事屋に来なさいね」
「!」
え…エスパーか、アンタ……
「あ…りがと」
「どういたしましてーー」
なんか嬉しいなっ!!
みんないい人たちばっかりでホント、毎日が楽しい。
「そうだ、にお願いがあります」
「ナンデスカ?」
「あのさぁ〜…
もうちょっと可愛らし〜い話し方しない?
ねぇ、もう少しでいいからホント」
「……」
確かに口は悪いと思うが…
「出来ると思うか?」
「思う思う」
うーん…
「じゃあ…頑張ってみるけど、
そんなすぐには出来ないかもしれねぇよ」
「ハイ、今のセリフをもっと可愛らしく」
「…が、頑張ってみるけど、
そんなすぐには出来ないかもしれない……
ご、ごめんね///」
やばい、またガラにもないことをっ!!///
「……」
「なっ、何?!やっぱ変だったとか言ったら
今すぐあの世に送ってやるからな!!」(怒)
自分で言ったクセに…!!
「その、なんだ…
ちょっと…いや、かなり可愛いかも……」
「はァァァ?!ななな何言ってんだ、アンタ…!!///」
恥ずかしいだろうが、コノヤロー!!///
「いや、マジで…そっちの方が全然いい。
つーか、いつもそうして」
「……ったく///」
やばい、私としたことが…
恥ずかしいし照れるし…
でも、可愛いって言ってもらって嬉しいんだ、ホントは。
今まで『ブス!』とかしか言われたことなかったから。
たとえ嘘だとしても嬉しい。
「あのなぁ〜、言っとくけどウソじゃないかんなー」
「え?」
「お前、いっつも褒めると素直に受け取んねぇからな。
褒められたときはなァ、素直に喜んでお礼でも言っとけ!」
「でも…」
「いいんだよ、事実なんだから」
「銀さん……」
確かににも
『、もっと普通にしゃべろうよ。
美人なのにもったいないよ!
だから不良みたいな言葉は抑えよう!!』
ってよく言われてたしなぁ、これを機会に直すかな。うん。
「ありがと、銀さんっ☆///」
「おっ、おう…」
銀さんの顔が赤いような気がしたが、
きっと夕日のせいだな!(決めつけ
じゃなかった、夕日のせいだね!だ!!
♪♪♪ あとがき ♪♪♪
銀さんはとにかくカッコいい!というのを主張したかったお話(何
何も見ていないようで、色々と見ている
そんな銀さん…カッコいい!vV(結局は
さ〜て、ここから徐々にちゃんの口調が改善されてゆきます!
これ口調が直ったらすごく可愛い子だと思う(え
照れまくってるしね(笑)
おかしいだろというくらい恥ずかしがり屋なので、よろしくです(何が?