拾八話:ウチのアパートには虫が大量発生するからお越しの際はご注意ください
「♪がぁーんーばぁーれぇーとぉ〜 走るすーくーうーたーあー」
どうも、です。
最近あいさつとか忘れてたので、してみました。
ほら、私も真面目だってとこ見せとかないとさ。(え
っつーか、そんなのん気なことを言ってる場合じゃない。
大変です。緊急事態です。なんと、私の部屋に…
クモが!!雲じゃないよ?クモが!!
あの巣を作って獲物を捕る奴がいるんだよ!!!
どーしよう?!いや、私ねクモがダメなんですよ!!
キモいし、早くて捕まえられないし…
とにかくダメ!!
だから、いつもお母さんとかに退治してもらってたんだよ。
「が、しかし…」
今は真選組屯所とかいう所にいる。
しかも、なんか私しかいないし。
なんで?!なんで他の人、誰もいないワケ?!
どうしよう、はもうここで死ぬかも……。(大げさ
「ただいま帰りやしたァ〜」
「総悟くーーーーーんっ!!!」
声が聞こえた直後、私は総悟くんに飛びついた。
「うおっ…!」
「助けてください、総悟くん!!
総悟くんの仕事(書類)片づけてあげるから!!」
「…どうかしたんですかィ?」
「私の部屋にモンスターが現れたんだよ…!!」
「モンスター?」
総悟くんは『?』を浮かべていた。
が、私は無理やり彼を引っ張って部屋に向かった。
「総悟くん、お願いします!!
奴はあの辺りに潜伏してるはずです…!!!」
「だから何がいるんですかィ?」
「見ればわかりまさァ…!!」(マネ)
「…ったく、仕方ないですねィ……」
ひイイィィィ!!
もう、早く私の部屋から出てってよ、クモ…!!!
「…あ、これですかィ」
「ターゲット、発見しましたか沖田隊長?!」
「へいへい、いやしたよ」(テキトー)
「そのままこの部屋から追い払ってください、沖田隊長…!!」
「へいへい、わかりやした」(テキトー)
あああ、沖田隊長…もとい総悟くんにより、
奴は庭へと投げ捨てられました…!!(喜)
「あ、ありがとう総悟くんっ!!
総悟くんが来てくれなかったら今頃、私は生きてなかったよ…」
「クモ一匹に大げさですぜィ」
「大げさじゃないよ、あんな奴ら怖くてしょうがないよ」
「そうですかィ…あ、そうだ。
ちょっと庭に行ってみませんかィ?」
庭?!今、奴を投げ捨てた場所に、なぜまた?!
「ちょっと面白いものがあるんでさァ」
「面白いもの…?」
「ほら、行きやしょう」
「えっ?!ちょっ…総悟くん!!」
そのまま総悟くんに引っ張られて私は庭に出た。
…もう奴はいないよね?
「ほら、ここ見てくだせェ」
「…わぁ、綺麗な花……!」
そこには小さいけど綺麗に咲き誇っている花が…
花が…
花…の上に……
「クモォォォ!!!クモがっ…クモがいるよ!!
総悟くん、助けてェ!!!」
「やっぱり、この作戦は成功みたいですねィ?」
「は?何のこと…」
「に抱きついてもらうための作戦ですぜ」
……。
「ななな何言ってんの、キミ?!///」
「が悪いんですからねィ」
「なんで?!///」
ってか離せ!!!
「土方さんにばっかりサービスするから」
「サービスって何ィィィ?!意味わかんないから!!」
「土方さんのことは必要以上に心配してるじゃあないですかィ」
「心配…?」
ってか離せって!!
「この間…万事屋の旦那と土方さんが決闘したとき」
「あ、あぁ…あれか」
「はいっつも土方さんばっかり『ひいき』してませんかィ?」
「そんなことないよ」
「俺のことはどーでもいいんでさァ」
「総悟くん……」
まずは離してくれないかな?(しつこい)
「ねぇ…私は総悟くんのことだって大切だよ?
もし、あのとき銀さんと戦ったのが総悟くんでも、
私は怒ってたと思う」
「……」
「だから、そんな風に言わないでよ総悟くん。
総悟くんだって、大切…なんだからっ……」
「っ…」
総悟くんに抱きしめられた。
……。
「ちょっ…!何してんのォ?!///」(気づくの遅
「、ありがとうございやす……」
「総悟くん……」
何なんだろう?淋しかったのかな?(違)
「どういたしまして、総悟くん」
「…、俺「何やってんだ、総悟ォォォ!!!」
「土方さんっ?!///」
「ちっ……」
私はビックリして総悟くんから離れた。
土方さん、いきなり現れるのはやめてくださいよ!!(怒)
「あーあ、せっかくいいとこだったのに邪魔しやがって土方死ね」
「もういっぺん言ってみろ、コラァァァ!!」
「ちょ、ちょっと土方さん!!」
ストレスでハゲたいんですか?!(ワンパターン)
「総悟、テメェ変なことしてねェだろな?」
「何ですかィ、変なことって。
そんなこと考えるアンタの方がいやらしんでさァ」
「上等だコラ、表へ出ろォォォ!!」(すでに表にいる
「落ち着いてくださいよ、土方さん!!」
「そろそろイラついてきたところだし…
この辺で決着を付けやしょうぜ、土方さん」
「臨むところだ」
何の決着?!副長の座??!!(違)
「ちょっと、2人とも…!」
「おー、今日もやってるなァ」
「近藤さん!!」
救世主!!(え
「近藤さん、あの2人を止めてくださいよー!」
「いやぁ、今の2人は俺には止められんよ」
「え〜…なんでですか?」
「それは、まぁ…ちゃんに原因があったりするな、うん」
「私に原因?」
無いよ!絶対に無いよ!!(断固、拒否
「2人とも、ホントやめてくださいよ!!」
「が一緒に出かけてくれたらやめてもいいですぜィ」
「って、勝手なこと言ってんじゃねェェェ!!!」
「出かける?何処か行きたいとこあるの?総悟くん」
「!お前も乗せられてんじゃねェ!!」
いや、マジでうるさいし、やめてくれるなら出かけるくらいは。(冷)
「そうですねィ…じゃあの行きたいところで」
「何処でもいいんだね…じゃあ、いつもの川原」
「よし、行きやしょう」
「って、待て総悟…!」
「ちょっと散歩いってきまーす」
「!!」
川原しか思いつかないなんて微妙な自分…
そろそろ本気でこの辺の地理を覚えよう。(真剣)
「ったく…」
「残念だったなァ、トシ。総悟にいいとこ取られちゃって」
「な、何言ってんだよ近藤さん…」
「(素直じゃないなァ)」
「よ、っと」
「ここはいいよね〜、最高のお昼寝スポットだよ」
「そうですねィ」
「川が近いからか風が気持ち良いし、草が布団みたいだし」
「それにがいますしねィ」
いや、私はいつもいるワケじゃないよ?
「総悟くんさぁ…」
「なんですかィ?」
「さっき何か言いかけてなかった?」
「?」
「ほら、土方さんが登場(?)する前に…」
「あぁ」
なんだ、忘れてたんですかコノヤロー。
「なんて言おうとしてたの?」
すると、寝っ転がっていた総悟くんが起き上がった。
「俺は……」
「うん」
「俺は…がっ……」
「…?」
「…や、やっぱりまだ秘密にしときまさァ」
「え〜、なんで〜〜?」
「なんでもですぜ」
なんだったんだろう…?
「帰りやしょう」
「あ、ちょっ…総悟くん!」
危うく置いてかれるところだったぜ!(何
「情けねェや…まだ自信が無い、なんて……」
ん?
「総悟くん、いま何か言った?」
「別に何も」
「ふーん??」
「……」
いつか必ず、自信を持って伝えられるように…
「もう少し頑張ってみますかねィ」
♪♪♪ あとがき ♪♪♪
冗談抜きでウチのアパートやばいっスよ!
虫が大量発生するんです…orz
そして、ドアを開けた瞬間を狙って侵入してくるという。
なんとも無駄にかしこい奴らです(何
総悟くんがヤキモチやいてて可愛いと思いましたv
やっぱ土方さんには負けたくないよね〜(笑)
ってなワケで総悟くん!
頑張ってアプローチしてくれたまえ!!