弐話:同盟に入ってみたいなと思う今日この頃
「はぁ〜…」
みなさん、こんにちは。で〜す。
なんだかヒマで〜す。え?どうしてかって?
そりゃあ、アレですよ。私が優秀すぎてデスクワークとか
もう終わっちゃったからですよ。
あーあ、私も見回りとかしてみたいし、バトってみてぇなぁ、おい。
『見回りしたい?ダメだ、刀も持ってねぇのに危ねェだろが』
と、先日、土方さんにダメ出しをくらったです、ハイ。
でもさぁ…ってことは刀を持ってれば見回りしていいってこと?
そういうワケだから、刀を使えればいいってことだよね?
そうだよね、コレそうだよね?!
よし、そうと決まれば…
「練習あるのみ!だ!!」
「また書類が増えちまったか…おい、!
仕事が増えたぞー、喜べ……」
ガラッ。
「あ?いねェじゃねェか。どこ行ったんだ、アイツ」
「きっと土方さんが厳しいんで逃げたんでさァ」
「それだったら、とっくの昔に逃げてるだろうがァァァ!!
アイツが入隊して一ヶ月は経ってるぞ、コラ」
「我慢してたんでしょうねェ」
「そんなことねェよ…
アイツは口は悪いし、性格も微妙だし、アレだけど(ひどっ by)
与えられた仕事はきちんとこなす奴だ。
それが、訳もなく逃げ出すはずがねェ」
「まぁ、そうですねィ」
ホントに何処行ったんだ?自己防衛もまともに
出来ねェで外うろつきやがって……。
「心配ですかィ、土方さん」
「まぁな…」
「惚れましたか、に」
「まぁな…
…ってなんで、その方向に行くんだよォォォ??!!」
「嘘が付けない人でさァ」
ちっ、総悟の奴いちいちうるせェな……。
「とにかく、を探しに行くぞ」
「へいへい」
「えーっと…」
この辺りでいいかな?
よくわかんねぇけど、近くの川原にきてみました。
ここで、こっそり剣術の修行をしてMy☆真剣を頂くのですよ。(☆マーク、意味ないよ)
練習するために木刀を持参してるよ。(これは了解を得てるしね)
「あれ?あの人は…?」
川原の脇で寝ている人がいた。銀髪かな?綺麗な髪の色だなー…
ってか、もしや……。
「…あ、この人、天パだ(訳:あ、この人、銀さんだ)」←今回は警戒して名前を伏せた。
「天パー、バカにすんじゃねぇぞォォォ!!!」
「バカにしてねぇだろが!!!『天パだ』って
事実を述べただけだろーがよォォォ!!!」
「うるせェ!!それ=(イコール)バカにしてるようなもんなんだよォォォ!!!」
「バカにしてねぇって言ってんだろォ!!よく見ろ、
私だって天パだァァァ!!!(銀さん、落ち着けよォ!!)」
「嘘つけェェェ!!…って、アレ?ホントだ」
銀さんはやっと落ち着きを取り戻した(?)。
まったく、いきなりキレやがって…。
「ね、分かってもらえました?私も天パなんスよ。
だからバカにしたら、それは自分のことも
バカにしてるようなもんでしょーが」
「ハイ、そうですね。テンパッちゃってごめんなさい」
「分かってもらえればいいです」
ビックリしたけど、なんとか収拾がついて良かったな。
「ところで、天パ気にしてんの?(いつも思ってたけど)」
「まぁね」
「なんで?綺麗な銀髪じゃんかー(これも、いつも思ってたけど)」
「キミは気にしてないワケ?」
「気にしてる、ものっそい気にしてる。これで今まで、からかわれ続けたんだ。
ま、いつか倍返しにしてやるけどな」(黒)
「ふーん…」
だから、あんなに怒るのも分かる。
分かるけどな…
いきなり初対面(一方的だけど)の奴にキレるなよ!!
と言いたい。
「でも俺、キミの黒髪パーマ可愛いと思うなぁ。
くるくる加減がまた可愛いじゃないですかー、と思うワケよ」
「……慰めはありがたい。だけど、そんなのいらないよ」
分かってるよ、私がどんなに頑張っても可愛くなれないことは。
世の中の可愛い女の子ってのは、みんなサラサラ・ストレートヘアなのさ。
私だって、『可愛い女の子』に憧れてんだから。
…なれないって気づいて、こんな性格になったけどな。
「慰めじゃないぞ〜、事実ですからコレ」
「嘘つくなよ、銀髪お兄さんよぉ」
「俺ァ『銀髪お兄さん』っつー名前じゃねぇ。坂田銀時だ」
「…坂田さん?(って呼ぶべき?)」
「『銀さん』でいいよー、キミは天パー同盟の数少ないメンバーだからね」
「いつ作ったんだよ、その『天パー同盟』ってーのはよォォォ!!」
ってか、いつの間に私もメンバーに加わってんだよ!!
了承してねぇだろがァァァ!!
「まぁ、いいじゃん天パー同士、仲良くしようや」
「はぁ…まあ、いいけど。あ、私は。
あんまし、ってゆーか全くいいとこナシな女だ、コノヤロー」
「なんでキレてんですか、コノヤロー」
「ノリだよ、ノリ」
「ふーん」
また『ふーん』かよ?そればっかしだな、オイ。
いや、別に悪くないんだけどね。
「キミはいいとこ、あるよ」
「どこよ?」
会ったばっかり(一方的に)の銀さんに私の長所、わかるんですかー。
「天パーなとこ」
「あの世、行ってみたい?ねぇ?行ってみたいんでしょ?」(黒)
「冗談です、すんませんでした」
ホントだよ、こんなん短所でしょ…?
「俺の天パー褒めてくれたじゃん、綺麗だって」
「うん…まぁ」
「キミは優しいよ〜、きっと」
「え…」
そうかな…?自分じゃわからないけど……
「ありがと…」
「どういたしましてー。それと、キミの黒髪・くるくるパーマ
マジで褒めてんだからね、俺も」
「……」
「可愛らしいじゃん、似合ってるし」
似合ってる?マジで?いや、ちょっと…
嬉しいんですけど…
ガラにもなく照れちゃうじゃねぇか、コノヤロー…///
「あ、照れてるね?可愛いー」
「ホントに『可愛い』とか思ってないでしょ?棒読みだぞ、あぁ?」
どこまで本気でどこまで冗談ですか、コノヤロー!!(怒)
「いやいや、それは棒読みじゃなくて俺のキャラだから。
もともとこういう人だから、俺」
「あ、そうですか」
「そうですよ。なんだかのご機嫌が悪くなってきたので、
ここで銀さんが何か一つ、お願いを聞いてあげましょう」
「お願い?そうだなぁ…」
ん?…あ!そういえば銀さんって、剣術できるじゃん!
「ねぇ、銀さんって剣術、出来るよね?!(断定)」
「あー…まぁまぁ」
「教えて!お願い!!」
「何?キミ、剣術覚えたいの?」
「そうそう!!」
いい講師、発見!ラッキーじゃねぇか自分!!
「お願い、銀さん頼む、ねぇ〜」
「あー、ハイハイわかりましたよー。教えますよー」
「マジで?!ありがとうっ!!」
「…お、おう///」
よっしゃァァァ!!これでMy☆真剣をゲットしてやるぜ!!
待ってろよ、土方ァァァ!!!(え
「じゃあ、テキトーに始めますかーー」
「はーい…って真面目に頼みますよ、ねぇ」
「ハイハイ、銀さんに任せなさい」
「……」
正直不安だけど、真選組のみんなには内緒で修行したいし…
ここは銀さんに教えてもらうのが良策ってもんよ。
♪♪♪あとがき♪♪♪
2話目でーす!さっそく銀さんと出会いました☆゛
私の中では、銀さんは、ちょー優しい素敵な人で固定されてるので
こんな感じになりましたが…うーん……?
というか、ヒロインちゃんは土方さんを暗殺しそうな勢いですよね(笑)
何のために剣術覚えたいのか、分からなくなりそうで(^-^;)
こんな感じのノリで行くと思うので、よろしくお願いしまーす!!
…あ!でも、ときどきシリアスありますよ!(笑)