弐拾話:なんだって20話もいってるのに2巻までしか進んでねェんだよ、ありえねェよ




















          「ひっとりでぇー、市中見回りぃ〜〜♪(作詞作曲・)」










          「昔、この辺にあったってきいたぜ」

          「ダメだ俺ァ、三日以上前のことは思い出せねェ。
           それよりよォ銀時、お前たまったツケ払ってけよ










          あ、あれは銀さんと神楽ちゃんだ!!










          「その『かんざし』で奉公してた綾乃って娘を探してんだ。
           娘っつっても五十年も前の話だから今はバーサンだろーけどな」

          「ダメだ俺ァ、四十以上の女には興味ねーから。
           それよりよォ銀時、お前たまったツケ払ってけよ










          「銀さーんっ!神楽ちゃーんっ!!」

          「おう、!!」

          「、会いたかったヨ!!」

          「そんなこと言ってくれるなんて嬉しいよ、神楽ちゃん!!」

          「ホントのことネ☆」










          くそぅ、神楽ちゃんが困ってる時には絶対に助けるよっ!!(おい










          「ところで、何してんの?」










          えっと、『かんざし』ってことは確か…
          ジジィの話だっけ?アレ?ババァの話だっけ?(テキトー










          「いや、なんかよォ病院で変なじーさんに頼まれたんだよ」

          「病院?」

          「新八が骨折で入院したアル」

          「うんうん、それで?」

          「そしたら近くのベッドでデッドオアアライブをさまよう患者がいてよ〜」

          「この『かんざし』の持ち主を探して欲しいって言ってたヨ」

          「ふーん」










          あ、思い出した!確か、そんな話だった気がする!!(おい!!










          「じゃあ、私も手伝おうか?」

          「マジでか!いや銀さん、ちょっとやる気なかったんだけど
           が一緒なら頑張れそうな気がするわ」

          「調子いいですね」(棒読み)
 
          「一途だと言って」










          え?ちょっと違くね?ってか違くね?










          「何やってるヨ、二人とも!早く綾乃さん探してやらないと
           ジジィが死んじまうかもしれないアル」

          「あ、そうだった!」

          「まァ〜、しょうがねェな、やるか」

          「ちょっと、その前に」

          「ん?どうした、










          えーっと…










          あ、あったあった。








































          「すみませーん、志村新八さんはいらっしゃいますか〜?」

          「あ、ハイ!僕ですけど…」

          「お電話がきております」

          「電話?」

          「はい、さんという方から」










          さん?なぜさんから電話が…?










          ハッ!まさかバカ二人が何かやったってことはないよな?!
          それで、また逮捕されたとか!!
          もしそうだったら、やってらんねェよシクチョー!!(怒)










          「も、もしもしお電話代わりました」

          「やっほ、新八くん」

          「あ、あのさん…
           もしかしてバカ二人が何かやりました……?」(汗だく

          「バカ二人?」










          あ、銀さんと神楽ちゃんのことか。
          (通じちゃうなんて私も少しはそう思ってるってことか…?)(汗)










          「ううん、二人は何もやってないよ」

          「あ、そうですか…良かった」

          「それより聞きたいことがあって」

          「聞きたいこと?何ですか?」

          「うん、あのさ…




















           ジジィ、まだ生きてる?




















          「って、何言ってんですかアンタァァァ!!」










          不吉なことを!!!










          「いやぁ、私も『綾乃さん』捜し手伝うことになってね。
           神楽ちゃんが『ジジィが死んじまうかも』っていうから確認したんだよ」










          ってか、それを真に受けるかフツー?!
          さんアンタ、ツッコミのように見せかけてボケですか??!!










          「まぁ、そのテンションからしてまだご存命なんだね?」

          「…ハイ」

          「じゃあ頑張って捜してくるから!ジジィのことはよろしくね!!」

          「しっかりやれよ、新八〜」

          「しっかりやれよ、ダメガネ」










          なんか後ろからバカ二人の声が聞こえたが、気づかなかったことにしよう。










          「…ハァ」










          なんかさんってまともな人かと思いきや…










          結局ロクな人じゃないよ。(なんだと? by








































          「でも、これからどーやって捜す?」

          「そーだなァ…」

          「私に任せるヨロシ!!」

          「神楽ちゃん、何かいい案あるの?」

          「あるヨ!!」








































          「ぐはっ!!」

          「!!おじーさん!!ちょっとォォ!!










          話をしていたら、突然おじいさんの容態が悪化した。










          「せっ…先生ェェェ!!」








































          「オーイ、さすがに無理だろコレ」










          神楽ちゃんは『かんざし』の匂いを定春にかがせて
          綾乃さんを捜そうとしているらしい。










          …いい案って、コレだったのかぁ。










          「五十年もたってんだ、匂いなんか残ってるかよ」

          「ちょっと、難しいよね〜…」

          「わからないアルよ、銀ちゃん、
           綾乃さん、もしかして体臭キツかったかもしれないアル」

          「バカ、別ぴんさんってのは理屈抜きでいい匂いがするものなの」

          「いや、意味わからないから」










          なんで断定できる?!そして、なんだその自信は?!










          「ほら、現にからはいい匂いが…」

          「何やってんだ、変態。死ね










          銀さんが必要以上にくっついてきた。
          (セクハラだ!御用改めしてやるっ…!!)










          「こら、ちゃん。口調が悪くなってますよー」

          「死んでください、お願いします」

          「…いや、そういう訂正を望んだワケじゃないんだよ?銀さんは」










          もう、どーでもいいよ、早く綾乃さんを見つけようよ。(なげやり










          「でもなァ、別ぴんのくせに体臭きついってのも
           完璧な女より逆になんかこう燃えるものが…」

          「お願いします、変態の罪で逮捕されてください」

          「えぇ〜?銀さん、それは困っちゃ…
           ん?










           ってオイ定春!お前、家戻って来てんじゃねーか!!
           散歩気分かバカヤロー!!」

          「自分の話をごまかすな、バカヤロー!!」










          うまくかわされてしまった…!!、一生の不覚よ!!(誰










          「オイ、まさか…」

          「え?ウソ?マジでか銀さん…?」

          「いや、どーだろう…」(困惑)








































          「なんだよ家賃払いに来たのかイ」










          さっき定春は、お登勢さんのお店の扉をバンバンはたいていたのだ。
          定春、それってもしかして『お登勢さん=綾乃さん』ってこと…?










          「お前、こちとら夜の蝶だからよォ昼間は活動停止してるっつたろ。
           来るなら夜来いボケ」

          「………いやいや、これはないよな」

          「ナイナイ」

          「アリエナイ」

          「綾乃ってツラじゃねーもんな」

          「「「アハハハハハ」」」(乾いた笑い)




















          「なんで私の本名しってんだィ?」




















          ……。




















          「ウソつくんじゃねェェェ、ババァ!!おめーが綾乃のわけねーだろ!!
           百歩譲っても、上に『宇宙戦艦』がつくよ!!

          「オイぃぃぃ!!メカ扱いかァァァ!!」










          (嫌な)予感、的中かァァァ!!!










          「お登勢ってのは夜の名…いわば源氏名よ。私の本名は寺田綾乃っていうんだイ」

          「…せっかくのおかげでやる気が出てたのに
           なんかやる気なくなちゃったな、オイ」

          「なに嫌そーな顔してんだコラァァァ!!

          「しっかりしろ、私!これは紛れもない真実なんだから!!」

          「アンタも何、暗示かけてんだイ!!!」










          だって、信じられないんですよ…!(失礼










          とか私や銀さん、神楽ちゃんがおのおの勝手に行動してたら
          お登勢さんのお店の電話が鳴った。










          「ハイ、スナックお登勢…
           なに?いるよ銀時たちなら」

          「?」

          「新八から電話」

          「なによ」

          「なんかジーさんがもうヤバイとか言ってるけど」

          「!」








































          「先生、脈絡が弱まってきました」

          「いよいよか」










          ゴガシャン!!










          「!!」

          「ギャアアアアアア!!」










          いくら定春おっきいからって4人は定員オーバーだったような…。
          ってかガラス突き破るなんて危ないって!!(焦)










          「、怪我ねェか?」

          「う、うん…」










          例のように銀さんがかばってくれたので…///










          「おい、じーさん。連れてきてやったぞ」

          「い゛っ?!お登勢さん?!」










          「先生ェェェ、意識が…!!」

          「オイきーてんのか、ジーさん」

          「ちょっと何やってんの、君ィィィ!!」










          銀さんが死にそうなジジィを粗末に扱ったので医者が怒った。




















          …ごめん、私でもそうしてた。(おい










          「かんざしはキッチリ返したからな…
           見えるかジーさん?」




















              …ああ、見えるともさ





















          「…綾乃さん、アンタやっぱ…かんざし、よく似合うなァ…」




















          「ありがとう」








































          あれからジジィ…もとい、おじいさんは亡くなった。
          でもお登勢さん、いや綾乃さんに看取ってもらってきっと嬉しかったと思う。










          「…バーさんよォ、アンタひょっとして覚えてたってことはねーよな?」

          「え、そうなんですか?」

          「フン、さあね。




















           さてと…団子でも食べにいくとするかイ」




















          「ん…ああ」

          「幻…?」(汗)

          「だよ…なァ?」(汗)




















          一瞬、お登勢さんが若く見えたような気がしたんだけど…










          いや、幻だよね、うん。ってか幻じゃないと怖いからァァァ!!!










    






















   ♪♪♪ あとがき ♪♪♪

はーい!ってなワケで、お登勢さんの本名が判明した
例のお話でしたー(違)
なんだかんだ言って、銀さんはみんなを助けてくれますよね!
カッコいい!!

しっかし、だんだんちゃんのボケ度が
上がっている気が…(だから書いてるのお前だってば
いや、でもやるときはやるので大丈夫ですよ!