参拾弐話:高校の夏服はダサかったので衣替えが嫌いでした
「あー、あつい。なんで真選組(オレたち)の制服って
こんなにカッチリしてんだ?
世の中の連中はどんどん薄着になってきてるってのに」
「でも、この服ってカッコいいじゃないですか!
特に土方さんが着てると決まってると思います!!」
「なっ、何言ってんだお前…!///」
「ホントのことですけど?」
私はここで宣言してもいい!!
一番この隊服が似合ってるのは土方さんだ!!
総悟くんも似合ってるけど!
土方さんの方がさらに、だ!!(超☆力説)
(久々に意味のない☆マーク)
「…それに、このクソ暑いのに人捜したァよ」
「まァ、めんどくさいとは思いますが」
「もう、どーにでもしてくれって」
「そんなに暑いなら夏服つくってあげますぜ、土方さん…」
「!」
土方さんが半ばやけくそになってると、
後ろから総悟くんの声が聞こえた…
「うおおおおおお!!」
…と思ったら次の瞬間、
総悟くんは土方さんに向かって斬りかかっていた。
「あぶねーな、動かないでくだせェ。
ケガしやすぜ。(といちゃつかないでくだせェ)」
「あぶねーのはテメーそのものだろーが、
何しやがんだテメー!!(いちゃついてねェェ!)」
「そうだよ、総悟くん!
刀で戦ったら総悟くんの方が有利なんだから!たぶん!!」
「、テメー俺を馬鹿にしてんのか!!」
なんで?いたって真剣なのに!!(天然、発揮)
「なんですかィ、制服ノースリーブにしてやろーと思ったのに…」
「マジでか。総悟くん、優しいね」
「いやァ、それほどでもねーですぜ」
「ウソつけェェ!!明らかに腕ごともってく気だったじゃねーか!!
も騙されてんじゃねェェ!!(この天然娘が!!)」
ホント、土方さんはストレスでハゲてもいいのかなァ?
あんなに怒って絶対ハゲる…。
(でも、あの髪型はカッコいいから嫌だなァ…
というかポニーテール見たい……)(コラ
「…あ、実は今、俺が提案した夏服を売込み中でしてね。
土方さんもどーですか、ロッカーになれますぜ」
「誰が着るかァ!
明らかに悪ふざけが生み出した産物じゃねーか!!」
「さすがにコレはね…」(汗)
「おーう、どーだ調査の方は?」
「あ、近藤さ…
?!」
「……」(汗)
近藤さん、総悟くんが売込み中の隊服、着てるし…。
(土方さんも呆れてるよ)
「潜伏したテロリスト捜すならお手のモンだが、
探し人がアレじゃあ勝手がわからん。
ちゃん、同じ女の子として行きそうな場所とかわからないか?」
「そうですねェ〜…
…あ、やっぱわかりません。
私、この辺りの地理自体わからないので」(おい!
「そうかァ」
「、いい加減に覚えろ」
「えぇ〜?」
無理、中学校の地理の点数ヤバかったから。(え
(高校は、地理は取らなかった)
「それにしても、お姫さんが何を思って家出なんざしたんだか…。
人間、立場が変わりゃ悩みも変わるってもんだ。
俺にゃ姫さんの悩みなんて想像もつかん」
「立場が変わったって年頃の娘に変わりはない。
最近、お父さんの視線がいやらしいとかお父さんが臭いとか、」
「お父さんがウザいとかお父さん死ねとか色々あるんですよ」
「お父さんばっかじゃねーか…つーか、!なんだ『死ね』って」
「いやァ、誰でも一度は芽生える感情ですよ」(黒)
「……」
アレ?土方さんが凍り付いてしまった。
「江戸の街全てを正攻法で捜すなんざ無理があるぜィ。
ここは一つパーティでもひらいて姫さんをおびき出しましょう!」
「わー、いいねソレ!!」
「そんな日本昔話みてーな罠にひっかかるのはお前らだけだ」
「大丈夫でさァ、土方さん。
パーティはパーティでもバーベキューパーティです」
「そうそう大丈夫ですよ!きっとケーキも付ければ」
「何が大丈夫なんだ?お前らが大丈夫か?」
「局長ォォ!!」
「!! どーした山崎?!」
「目撃情報が」
「……」(汗)
あ、山崎さんも総悟くんが売込み中の服を…。
(そして、やっぱり土方さんは呆れている)
「どうやら姫様はかぶき町に向かったようです」
「かぶき町?!」
「って、何処ですか?!」
「っておいィィィ!!だから地理覚えろって!!」
「ちゃん、かぶき町は万事屋の旦那が住んでる辺りだよ」
「マジでか」
…いや、『遅っ!』とかいうツッコミはナシの方向で!
だって銀魂初心者だから!仕方ないの!!
「しかしかぶき町たァ、タチの悪い…」
「でも最初から一日だけって決めていた。
私がいなくなったら、色んな人に迷惑がかかるもの…」
「その通りですよ。さァ、帰りましょう」
「……」
ガッ
「!」
「何してんだ、テメー」
フッ!
「!!」
「土方さん!姫様、いましたか「オイッ、待てっ!!」
「え?!」
「確保だ、!!」
「あっ、ハイ!!」
ホントだ、アレ…そよ姫様だ!!
「って、神楽ちゃん?!」
「!!いくらでも譲れないヨ!!」
「しまった…!!」
驚いてたら抜かれてしまった…!
「ぬァァァァ!!どくアルぅぅ!!」
「!!」
「姫をかかえて屋根に飛びあがりやがったぞ!!」
「何者だ、アイツぅ!!」
「…ありゃ、万事屋のトコのチャイナ娘じゃないのか?何故、姫と」
「さァ」
ガシャ
「ちょっとォ!総悟くん!何やってんの、物騒なモン出して!」
「あの娘には花見の時の借りがあるもんで」
「待てっ!!姫に当たったらどーするつもりだァ!!」
総悟くん、それだけはマジでやめてよ…!!(焦)
「そんなヘマはしねーや。
俺は昔スナイパーというアダ名で呼ばれていたらいいのにな〜」
「オイぃぃぃぃ!!ただの願望じゃねーか!!」
「夢を掴んだ奴より夢を追ってる奴の方が、
時に力を発揮するもんでさァ」
「ひ、土方さんっ…!」
「ったく、しょうがねーなァ…
チャイナ娘、出てこい!!
お前がどうやってそよ様と知りあったかは知らんが、
そのお方はこの国の大切な人だ、
これ以上俺達の邪魔をするならお前もしょっぴくぞ。
聞いてるか!!」
「え?!土方さん、それは酷いです!!」
「酷くねェ、これ以上いったら公務執行妨害だぞ」
でも…
「でも…何かワケがあるのかもしれませんし!」
「…仕事に私情を挟むんじゃねェ」
「!」
「この仕事は余計だ。私情を挟んで自分の身を滅ぼしかねない」
そ、そっか…一応警察なんだもんね、ここ……。
(斬り合いだってするんだ、真剣で)
「…すみません、私が間違ってました」
「……」
「なんか、調子に乗ってたのかもしれません」
「…、お前は「副長ォ!そよ様がお戻りになってくれるそうです!!」
「そうか、じゃあ誰か迎えに「私が行きます!」
「…」
「行ってきます、土方さんっ!!」
「…あァ」
「そよ姫様、真選組のです。
私が下までお連れしますから、パトカーでお城まで戻りましょう」
「……はい」
「…?アレ、神楽ちゃんは……」
「女王サンならお帰りになりました」
「女王さん?(神楽ちゃんのことでいいのかな…?)そ、そうですか」
「はい」
そよ姫様の表情を見てなんとなくわかった。2人は友達なんだ…。
(に聞いたことない話だから、きっと4巻だ)
「…お巡りさん」
「ハイ、なんですか?」
「女王サンは…私のことずっと覚えていてくださると思いますか?」
「……そうですね、私も実は『女王サン』とはお友達なんです」
「! そうでしたか…」
「ハイ。だから、女王サンがどんなにいい子か存じ上げています。
…大丈夫ですよ、あの子は姫様のこと忘れたりしません。
ご安心ください」
「……そうですね」
そうして、そよ姫様をお城まで送り届けて仕事は終わった。
「……」
今日は久しぶりに(?)反省点がありそうだなァ…
ってかに4巻の内容、教えてもらわなきゃ。電話して、と…
ピッポッパッポ…
トゥルルルル…
ガチャ
『ハイ、もしもし!?』
「うん…」
『? どーしたの?何かあった?』
「え?!」
なんで、わかったんだ?!
『なんか元気ないみたいだから…』
「(エスパー…)そ、そう?」
『うん。今日、何かあったんじゃないの?』
「何言ってんの!ナイナイ、何もなかったよ!!」
『それならいーんだけど…』
「それより4巻の内容、教えてよ!!
たぶん、少しだけ突入しちゃってるよ」
『マジでか!そよちゃんの話とか?』
「そうそう!!」
さすが、。やはりちょっとした言葉で予想できるみたいだ。
『じゃあ、明日会おうか〜』
「そうだね、明日はお休みだし」
『ちょうど良かったね!じゃあ明日、いつもの川原で』
「あそこ、わかりやすいもんね〜。それじゃ明日ね」
『うん、バイバイ』
……。
「恐るべし、親友だなァ……」
何かあった、ってわかっちゃうもんなんだな……。
「…でも落ち込んでなんかいられない!頑張っていかないと!!」
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そんなわけで32話でしたー!いかがでしたか?
もうタイトルとか、1年以上前につけたものだから
自分でも意味わかりません(おい
たぶん、土方さんのセリフから衣替えを
思い出したんだと思います(もっともな自己分析
さてさて、32話もいってるのにまだ4巻か!
すげー長い長編になりそうですよね…。
まぁ、それを狙っているところもあるので
千夜としてはいいんですけれども…。
…もしかして、そろそろ飽きた方いらっしゃいます?
すみませェん!!(スライディング土下座
でも、そんな流れで来ちゃってるので
このまま突っ走る気、満々なのですが(オイ