五拾七話:リポーターとか何かの隊員とかキャラが一定してない親友
みなさん、こんにちは〜!(みなさんって誰だよ
攘夷志士の紅一点・スピード出世のです☆
この“紅一点”ってやつやってみたかったんですよ♪
……え?も同じこと言ってた?
私たちってけっこう似てるんだね(笑)
「まぁ、それは置いといて……」
さっそく本題に入りましょうか!
その本題なんだけどね、実はのことなんだよね。
ご存知の通り(?)は何人かの人に好かれてますが……
その人たちの想いがどのくらい強いのか、とか
ちょっくら親友のちゃんが調べに行っちゃうよ!!
「テレビの前のみなさん(?)、こんにちは。
本日リポーターを務めさせて頂きます、です。
現在、私は万事屋銀ちゃんの前までやって来ています」
これから銀さんを突撃しますよー!
ピンポーン
「はーい」
あ、新八くんの声だ!
ガララッ
「あっ、あなたは……」
「こんにちは、新八くん☆」
「さん……どうしたんですか、一人でこんな所に来るなんて」
てか新八くん“こんな所”とか言っちゃってるけどいいのかな……?
…………ま、いっか☆(オイ
「あのね、ちょっと銀さんに用があって」
「そうだったんですか」
「うん☆ それで、銀さんいるかな?」
「はい、いますよ。 どうぞ上がってください」
「ありがとう!」
こちら、潜入成功しましたよ、隊長!(隊長って誰だよ
「銀さーん、お客さんですよ〜〜」
「あ〜? 誰だよ客って
今日は気が乗らねーから以外だったら追い返せ」
「って何言ってんのォ、アンタ!?
どんだけやる気ないんだよ!!」
おおっ! 今日も新八くんのツッコミは冴えてるね!(笑)
「銀さん、じゃなくて申し訳ないですけど、
のことで話があって来たんですよ☆」
「ちゃん……?
……のことでって何だ?」
「それはまだ秘密です♪」
「…………」
あ、銀さんが警戒してる(笑)
「別に変なことじゃないですよ!
でもけっこう重要なことなので、場所を変えましょうか」
「…………そうだな」
そんなワケで、私もも大好きな(?)
いつもの川原までやって来ました!
さて、これから聞き込みを開始しますよ!
「じゃ、さっそく銀さんに質問でーす!」
「はーい」
「ズバリ! 銀さんはのこと好きなんですか!?」
「ぶっ」
おおっ! 銀さんがさっきおごってあげたいちご牛乳を
飲んでてむせてしまったもようです、隊長!(だから隊長って何だよ
「いきなり何を言うのかねー、この子は……」
呆れた、という感じで銀さんは私を見てます。
…………でも“いきなり”じゃないです。
けっこう前から探りは入れようと思ってましたよ!
「で、どうなんですか!?」
「(なんか目がキラめているんですけど、この子……)」
「どうなんですか、銀さん!?」
早く答えてくださいよ!
「…………なんでちゃんはそんなこと知りてーんだ?」
あらら、そんなに警戒させちゃったかな?
「理由は簡単ですよ、銀さんの本気を試しているんです」
「俺の本気を……?」
“試している”っていう言葉が気に入らなかったのか、
とうとう銀さんの顔も神妙な感じになってきた。
……でも、私としては本当に大切なことだからね。
そのくらいになってもらわないと困るよ。(黒)
「私にとって、はすごくすごく大切な存在です。
大好きな親友です」
「…………」
「まあ、確かに今は敵同士の立場にいますが、
それでもすごく大切なんです」
だから、生半可な気持ちで近づいてもらっては困るわけです。
「のこと、好きになるのを私が止めるなんて
そんな無粋なことをするつもりはありません」
「……じゃあ、ちゃんは何がしたいんだ?」
「おふざけでに近づいているようなら、
その人物を排除する……それが私の目的です」
これ以上、がみんなと信頼を築き上げる前に、
やっておかなければならないと思ったの。
「銀さんは、のことが好きなんですよね?
それは、本気で、好きなんですか?」
“好きなんですか?”と聞いた答えを、待つつもりはない。
だってこの人がを好きということは、
とっくに解っていたことだから。
今回の問題は、そこじゃないんだ。
「…………本気じゃないって言った場合、ちゃんはどうする?」
「この場で銀さんを斬ります」
「オイイィィィ!! なんて物騒なこと言っちゃってんのォ!?」
私はいつでも本気ですよ!
(え?も言ってたって? また?)
「……まァ、なんだ」
「?」
「ちゃんが心配するようなことは何もねーよ」
「!」
銀さん……。
「俺は、本気でのことが好きで、
本気で未来の奥さんにするつもりだ」
「…………」
「哀しませたりしないし、危ないことがあったら絶対に守ってやる」
気づくと、銀さんの目は“死んだ魚”ではなくなっていた。
「は、“俺”という存在を真っすぐ見てくれている気がする。
だから、ずっと一緒にいたい」
「…………」
「ちゃんが俺の本気を試しているなら、今、ここで誓う。
俺はを本気で愛してる」
銀さん…………
「合格ー!!」
パーンッ!
「…………は?」
銀さんが呆気にとられた顔をした。
「ちょ、ちゃん?なんで突然クラッカー?」
「私が銀さんの本気を認めたからです☆」
「意味わかんないんですけど……」
クラッカーから出てきた紙くずを払うこともなく、
銀さんはまたもや呆れていた。
「まあ、いいじゃないですか。私に認められたんですよ」
「わーい、やった〜〜」(棒読み
まあ、これ以上追求する必要もないし、次に行きますか☆
「じゃあ、銀さん。私、行きますね!」
「え、ちょ、言うだけ言って帰っちゃうの?」
「それじゃ、また!」
「オーイ、ちゃ〜ん」
「……ホントに行っちゃったよ、あの子」
「銀さーん! さっき言ったこと破ったら、そのときは斬りますよ!」
「!」
ちゃん……
「…………簡単に“斬る”だなんて、末恐ろしい子だよ」
だけど、あの子ならやりかねない……かもしれない。
「…………こりゃ、頑張らねーとな」
♪♪♪ あとがき ♪♪♪
ちゃんが探りを入れましたー!いかがでしたか?
原作と全く関係ないのですが、千夜としては
一度やってみたかったんですよ♪
今回は銀さんの本気を試しに行ったちゃんです。
あとは土方さんと総悟くんの本気も見極めに行かないとね。
がんばれちゃん!!(笑)