九話:信頼されてるって、めちゃ嬉しい
「おい、総悟!!」
「どうかしたんスか、土方さん」
「すーっ、すーっ」
「って、テメェは起きろよォォォ!!!」
「まあまあ。で、何の用です?」
朝。
沖田くんと一緒に縁側でごろごろしてたら、土方さんに声をかけられた。
…沖田くんは、すでに寝ているが。
「…攘夷志士の話はしたよな」
「……ハイ」
ってか、知ってますから。
なんですか?そろそろ桂さん、登場ですか?(期待)
「これから張り込みに行く。どうやら山崎が
次のテロのターゲットまで調べだしたらしい」
「なるほど…って、私も行っていいんですか?」
「ああ…俺としてはあんまり気が進まねェが、
お前の実力は本物だ。即戦力にもなる」
「わかりました、任せてください!!」
やった!初☆ちょっと上級なお仕事!!(嬉)
「その前に、沖田くんを起こさねぇとダメですよ」
「そうだな…」
「沖田くん!起きてよ!!」
「ん〜…が『総悟』って呼んでくれたら
起きられるかもしれないですねィ」
「って、もう起きてるじゃねェか!!!」
「総悟くーん、起きてくださいませんかー」(棒読み)
ってか起きてるんだったら、必要ねぇだろ。(怒)
「ちっ…なんだか感情がこめられてない気がしますが、
勘弁してやりましょうかねィ」
「ってか、さっさと起きろよ。ふざけんな」
「…行くぞ」
「ここであってんだよな」
「うん」
「大使館…、これ戌威星の大使館ですよ」
みなさん、こんにちは。僕、志村新八です。
なぜ大使館に来たのかというと、
さっきお登勢さんのお店に突っ込んだ飛脚さんに
荷物を届けるように頼まれたからです。
なんでも大事な届け物らしくて…
配達しないと飛脚さんがクビになるとか
ならないとか…。
とにかく、そんなワケで今ここにいます。
以上、志村新八の『簡単!あらすじ解説』でした。
「そういえば、戌威族っていったら地球に最初に来た天人ですよね」
「ああ、江戸城に大砲ブチ込んで無理矢理
開国しちまったおっかねー奴らだよ。嫌なトコきちまったなオイ」
「オイ」
「「「?」」」
後ろから声をかけられたので振り向く僕たち。
「こんな所で何やってんだ、てめーら。食われてーのか、ああ?」
ひィィィ!番犬、出たァァァ!!!
と、とにかく事情を説明しないと…!!
「いや…僕ら、届け物頼まれただけで」
「オラ、神楽。早く渡…」
「チッチッチッ、おいでワンちゃん。酢昆布あげるヨ」
スパーン!!
銀さんが神楽ちゃんの頭をたたいた。
「届け物がくるなんて話きいてねーな。
最近は、ただでさえ爆弾テロ警戒して厳戒体制なんだ。帰れ」
「ドッグフードかもしんねーぞ、もらっとけって」
「そんなもん食うか」
パシ
「あ」
トン
ドガン!!
「「「「……」」」」
番犬にはじかれた『届け物』が大使館の中に落ちて、
次の瞬間、爆発していた。
「…よくわかんねーけど、するべきことはよくわかるよ。
逃げろォォ!!」
「待てェェ、テロリストォォ!!」
「!!」
やばい、追ってきたァァァ!!(当たり前)
「土方さん、沖田くんがまた寝ちゃってますよ。いいんですか?」
「…とりあえず、ほっとけ」
「わかりましたぁー。総悟くん、おやすみなさ〜い」
「すーっ、すーっ」
「って、おいおい。マジで寝るな。
ってか起きろよ、おい。…聞いてんのかよ?」
絶対、聞いてねぇよコイツ。
名前で呼んだら起きるんじゃなかったのかよ、テメェはよぉ。
「手間のかかる奴だ」
ゴッ
「げう゛!!」
「逃げるぞ、銀時」
「おまっ…ヅラ小太郎か?!」
「ヅラじゃない、桂だァァ!!」
ゴッ!!
「ぶふォ!!」
「てっ…てめっ、久しぶりに会ったのに
アッパーカットはないんじゃないの?!」
「そのニックネームで呼ぶのは止めろと何度も言ったはずだ!!」
「つーか、お前なんでこんな所に…」
「!!話は後だ銀時、行くぞ!!」
「チッ」
「とうとう尻尾出しやがった。
…山崎、何としても奴らの拠点をおさえてこい」
「はいよっ」
あ、桂さんだ!あの袈裟?カッコイイv
髪の毛を結んでるのもグッドじゃね?コレ。
「天人との戦で活躍したかつての英雄も、
天人様様の今の世の中じゃただの反乱分子か」
土方さんはタバコを吸いながら、そう言った。さすが原作沿い。(え?!
「この御時勢に天人追い払おうなんざ、たいした夢想家だよ」
「まぁ…そうとも言えますね」
「オイ、総悟を起こせ」
「え、私かよ?」
「お前が起こした方が、起きる確立が少し上がる」
「しかも『少し』かよ」
ったく、仕方ねぇなコノヤロー。
「沖田く…じゃない、総悟くん!起きて!!
ってか起きろ。今すぐ起きろ」
「なんでィ、もっと可愛い感じで起こしてくれたって
いいじゃねーですかィ」
「たとえば?」
「『総悟くん、私、あなたが起きてくれないと淋しいよぉ〜』とか」
「一度、あの世に逝ってみますか、オイ。
ってか何?それモノマネ??私ってそんなキャラじゃなくね?」
なんか自分がいってるとこ想像したら吐きそうになってきた…。(おい
「おい、総悟。お前、よくあの爆音の中で寝てられるな」
「爆音って…またテロ防げなかったんですかィ?
何やってんだィ、土方さん真面目に働けよ」
「もう一回眠るか、コラ」
……?
「きゃああぁぁぁ!!!vV」
「なっ?!どうしたんだ、?!」
「寝起きの沖田くんの、伏せ目がちな顔がセクシーで可愛らしい!!vV」
「って、何考えてんだァァァ!!!」
だってホントのことだし!!!vV
「、『総悟』って呼ぶように言ったじゃねーですかィ」
「あ、あれって普段から呼んでいいんだ?」
「当たり前ですぜ」
「ありがと、沖…総悟くん。
なんか仲良くなった気がしてさん嬉しいなー」(おい
ついでにアイマスクくれねぇかな。(コラ
「……」
「どうかしやしたか、土方さん。
…あ、もしかして羨まし「んなワケねェェェ!!///」
「ホンットに嘘がつけない人でさァ」
「?」
なんだなんだ?
「ちっ…とにかくだ、真選組の晴れ舞台だぜ
楽しい喧嘩になりそうだ」
「…瞳孔がいつもより3割増しで開いてるよ
アンタ絶対、警察じゃねぇよ」
恐いし。(トドメ)
「副長、桂たちのアジトをつきとめました!!」
「でかしたぞ、山崎。よし…行くぞ、テメェら」
「はいよ」
「オッケーです♪」
よーし、またまたバトれるな!!(そこ?
「おい、」
「なんです?」
アジトに向かう直前に土方さんに引き止められた。
「無理…すんなよ」
「土方さん…」
「お前の実力を疑ってるワケじゃねぇ…
ただ、心配なんだよ」
この人ホントに優しい人なんだな…
私なんかのこと、こんなに心配してくれるなんて。
「ありがとうございます…でも心配ご無用。
私の実力、土方さんは他の人よりご存知のはずですが?」(ニヤリ)
「ああ…そうだったな」
大好きな人たちと会えなくなるのは嫌だから、
死ぬような無茶はしません。
それに……
原作読んでるから大丈夫っしょ!!(え
戦場を駆る姿は
まさしく夜叉
私もカッコイイ通り名ほしいかも。(ちょっと
♪♪♪ あとがき ♪♪♪
通り名っていいですよね。しかも、それがカッコいいと
私も通り名ほしいな〜って思います(え
とりあえず、千夜の通り名は決まりましたよ!この間!
自分で言うのもアレですが、けっこうカッコいい☆(知りたくもない事実
きっと、そのうち通り名とか決まりますよ、あなたにも(笑)