遙かシリーズが十周年とのことで、お祝いをしようと思います。
          でも一人一人やるのは大変だし
          みんなのスケジュール(?)が合わなかったので
          とりあえず月ごとに集まってもらうことにしたのですが……




















          「あたしの力不足で、誕生日の解らない人たちがいくらか……」


          十周年記念企画を立ち上げてから、一年の月日が経ち……
          一月某日・都内某所では、管理人である秋月千夜が頭を抱えていた。

          ……というのも、昨年の一月から誕生日ごとに遙かメンバーを登場させ
          お祝いという名目でいろいろやってきたものの、
          誕生日が解らず登場させることが出来ないメンバーが居たからなのだ。







          「……まあ、そんなわけで、急きょ皆さんを追加メンバーとして集めました!」


          不思議そうな顔をしたり、不満げな顔をしたりと、さまざまな反応を見せる追加メンバー。
          だが、そんな彼らに向かって管理人は構わず言う。















          「今までのように、細かい説明や設定はナシです。
           とにかく皆さんに指令を出しますので!」


          と、かなり省略した形での説明の後、管理人は言い放った。












          「追加メンバーへの指令:さんと会ってきて!」








































          「ここにあるいくつかの扉……
           皆さんには、それぞれあたしが指定した扉を開けて
           その先にある世界にてさんと会ってきてもらいます」


          ――だけど、ただ会うだけじゃ指令は完了しませんよ?


          何か含みのある言い方で管理人は言った。




















          「それでは、皆さん。
           扉の向こうへ行ってらっしゃい!」







          → 一つ目の扉――天界を統べる兄と弟

          → 二つ目の扉――黄金の都を守る藤

          → 三つ目の扉――現代を彷徨う幻

          → 四つ目の扉――紅蓮の炎と黒き雷の下で

          → 五つ目の扉――今は亡き彼の姫


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